改正プロバイダ責任制限法

 以前からSNS上では誹謗中傷など人権侵害は後をたちません。インターネット以前のパソコン通信の時代からネットマナーとかネチケットなど呼びかけられてきたもの、匿名性を隠れ蓑に年々、悪質になっています。

 最近では、テレビ番組に出演中のプロレスラー木村花さんが、誹謗中傷が原因で命を絶つという痛ましい事件が起きてしまいました。
それが大きなきっかけとなり、加害者(誹謗中傷の書き込みをした投稿者)を速やかに特定できるようにする改正プロバイダ責任制限法が、4月21日、参議院本会議で可決、成立されました。

 現状では被害を受けた場合、 SNS事業者とプロバイダ事業者に対して訴えを起こすという2回の手続きが必要であるため、被害者には精神的にも経済的にも時間的にも大きな負担がかかっていました。
 今後はこの法律により1回の手続きで、裁判所が加害者の情報開示を判断し両事業者に開示の命令を出せることになります。これにより、速やかな加害者の特定、被害者の救済につながることと期待されています。

  改正プロバイダ責任制限法の施行は来年秋ごろになりそうということです。

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