受け手養成講座が終了しました

コロナ禍で大変な状況ではありましたが第13期受け手養成講座が無事終了しました!

感染対策のためにオンラインでの研修や、十分な距離を取ってのロールプレイなどやりづらかったところも多々あったと思います。

ですが13期生の皆さん、毎回熱心に研修に取り組んでいました。

そんな姿をみると、私たちも初心にかえる思いです。

養成講座の後も継続して研修を続けながら、これからは受け手として実際に子どもたちの声を聴きます。

一緒に活動できる仲間が増えて、とても嬉しく心強く感じています。

1人でも多くの子どもたちとつながれたらいいですね!

9月の理事会

先週、オンラインで理事会を開催しました。

緊急事態宣言は解除されますが、まだまだ予断を許さない状況が続きそうです。今年度残りの理事会もオンラインでの開催になりそうです。

理事会では日々の活動状況の確認や、来年度の予定について話し合いました。

養成講座終了後も研修が目白押しです。研修内容や、日程、役割などについても話し合いが行われました。

予定通り研修が開催されるよう、このまま感染状況が落ち着くのを願うばかりです。

「にじいろダイヤル」開設

暑さ寒さも彼岸まで・・といいますが、昨日は大変蒸し暑かったですね。今日は秋分の日。皆様、素敵な休日を過ごされますよう。お墓参りにいらっしゃる方も多いかもしれません。

ところで、10月1日から栃木県ではLGBTQなど性的マイノリティ、性的指向・自認に関する悩みを専門で受け付ける無料電話相談「にじいろダイヤル」を開設します。現在、やはり県では性の多様性に関する理解を増進するための条例制定を目指し、パブリックコメントも募集しています。行政もダイバーシティに関して動き出しているようで心強く感じます。チャイルドラインも行政を含め様々な団体と連携をとって安心安全な社会づくりを目指していきます。

県提供のカード 県有施設、学校などに配布されました

受け手養成講座と継続研修(第8・9回)

9月12日(日)第13期受け手養成講座(第8回・9回)および継続研修が、午前~午後にわたって行われました。

チャイルドラインとちぎ設立以来、初めてのZoomによる研修です。事前に接続の練習の機会を設けていたこともあり、大きなトラブルなく無事に終了することができました。どちらも事前に資料を配布されての研修でした。

午前のテーマは「電話相談の基本姿勢」。講師は埼玉学園大学教授の杉山雅宏さん、臨床心理学がご専門です。“人は話を聴いてもらえないと自分は大切にされていない、と受け止めてしまう”というお話から始まったエネルギッシュな講義は、相談を受けるにあたって当たり前のことを、改めて気づかされるよい機会となりました。

午後のテーマは「子どもの現状・社会的養護」。講師は「那須こどもの家(児童心理治療施設)」施設長の田中浩之さん。長く児童養護に携わってこられました。昨今子どもへの虐待の増加で社会的養護の存在がクローズアップされてきましたが、実は社会的養護には4つのタイプがあること。それぞれの施設の役割、歴史、使命、それに託された思いを、普段あまり知る機会のない社会的養護の実態について、詳しくお話していただきました。

今回感じたことですが、Zoomによる講義について、講師と受講生のあいだには実際にはかなりの距離があるはずですが、目の前のモニターで拝見しているため、ものすごく距離が近く感じられました。そして、より深く心に沁みわたることを実感しました。Zoomの研修もいいものだと思います。

オンライン研修に向けて

受け手養成講座も全10回中7回が終わり残りあとわずか。

感染拡大に伴い次回の講座は、オンライン(zoom)で開催することになりました。

初のzoom研修。

当日、スムーズに研修が始められるよう、今週2回に分けて、zoom接続の確認をしました。

大きなトラブルもなく、受講する皆さんとつながることができて一安心。

コロナ禍前だったらオンラインで学習するなんて身近に考えられなかったことです。

子どもたちにとっても言えることですね。

発達の特性で板書が苦手な子にはタブレット学習が、そして聴覚が敏感で周りの音が気になる子には、自宅でイヤフォンをして受けるオンライン授業は授業に集中できる良い環境かもしれません。

コロナ禍で失われたものは多くありますが、逆に学び方の多様性など与えられたものもあるかもしれませんね。

背中に翼

ペガサス

最近描いたペガサスです。突然ごめんなさい。ちょっと、翼つながりで・・

今年春、シン・エヴァンゲリオン劇場版が公開されました。「鬼滅の刃」も大ヒットでしたし、ジブリの作品群、大友克洋の「AKIRA」等々、日本のアニメの持つ力はすごい。やはり手塚治虫先生がいたからなあ・・。

それはともかく、庵野秀明監督のエヴァンゲリオンシリーズは、20年以上前の「新世紀エヴァンゲリオン」の大ヒットから始まりました。14歳の子どもたちがエヴァンゲリオンと呼ばれる汎用人型決戦兵器のパイロットになるこのアニメーションは社会現象まで巻き起こした感のあるテレビシリーズでした。

そこで使われたオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」。

その歌詞の中に「だけど、いつか気づくでしょう。その背中には はるか未来目指すための羽根があること」というフレーズがありました。アニメの内容はともかくこの言葉は胸に響きました。ちょうど夏休みが終わる時期ですが、それも新型コロナ禍で学校ごとに対応が分かれ、実際に学校に行きたくても行けない子どもたちも多いでしょう。学校が居場所と感じられない子どもたちにとっても、今の閉塞感のある状態はかなりしんどいと思うのです。

だからこそ、自分には羽ばたける翼があることを忘れないでほしい、そんな風に思いました。