広報誌第33号発行しました

広報誌第33号が発行されました。
今号では2022年1年間のデータをまとめ、データから見える子どもの現状や子ども声を掲載しました。
そして、残念ながら宮祭りは中止になってしまいましたが、秋以降は様々なイベントに参加しました。その様子なども書かれています。
その他、研修報告や私たちの取り組みなど…。
ホームページのお知らせからもご覧いだだけます。

ハンドルネーム いちご

浅草寺のおみくじ

浅草寺のおみくじは、凶が多いんですって。

配分は、凶30%、大吉17%、その他53%ですって。大吉より多いなんて!!どうやら、「これ以上悪くならない」という意味らしいです。底を蹴って、上昇していく、というイメージなのでしょうね。

うまくいかないことが続いたとき、今が「どん底」、と思えれば楽になるかもしれません。

でも、どうしても煮詰まってしまって、自分では解決できないとき、人に相談すれば、なにかアイデアが思いつくかもしれません。

チャイルドラインの電話を受ける大人も、何度も何度も「底」を見て、上がってきた大人です。だいじょうぶです。なんとかなります。電話、待っています。

(きりさん)

こどもまんなか

今年はいよいよ子ども家庭庁が設置されます。「こどもまんなか」と謳われ、本当に、実際の子ども・若者の声を取り入れた施策を目指すという行政の取り組みに大いに期待しております。

そして、日本の出生数が初めて80万人を切る見通しとなった少子化問題を受けて、国、自治体をあげて「チルドレンファースト」の経済・社会を目指す機運が高まっています。この流れが本当に子どもたちのためになるものであるよう、私たちもしっかり見届けていかなければ。

子どもたち一人一人の声を受け止め、私たちは、「あなたは幸せになる権利があるんだよ」と伝え続けています。誰一人取り残さず、幸せになれる社会を目指して、今年も子どもたちに向き合っていきたいと思います。

もう1匹、ウサギ

(ハンドルネーム まつりん)

令和五年 新年のご挨拶

新年おめでとうございます。

昨年は、当ブログへのご訪問、ありがとうございました。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

このブログは、まつりんさん、いちごさん、きりさんさん、Irisさんの4人のレギュラー担当者と単発で原稿をお願いしているちゃわんさん、道草さんの計6人が交替で記事を書いています。もうお気づきの方もいらっしゃると思いますが、昨年秋からレギュラー担当者も、仲間たちからの発案でハンドルネーム(ネット上のペンネーム)を使用することになりました。
まだまだコロナ感染症終息の気配は感じられませんが、私たちチャイルドラインとちぎSNSグループ(ブログの他にフェイスブック、インスタグラムもやっています)は、今後も、皆さんに親しんでいただけるブログを目指して、より充実した活動に取り組んでいきたいと思います。

今年が皆さまにとって良き1年となりますように、皆さまのご健康とご多幸を心よりお祈りいたします。

(ブログ管理人)

「カンガルーOYAMA」さんのマスク

3年前に発生した新型コロナウィルス感染症。現在は規制が緩和され、街には人があふれていますが、いまだ終息の気配は見られず、誰もがマスクを着用し、アルコール消毒を欠かしません。

発生した直後はマスクを買い求める人が殺到し、あっという間に売り切れて、困った国民はついにマスクの手作りを始めました。気が付くと私たちの事務所にも、裁縫上手な仲間が縫ったマスクやお孫さんが作ったというマスクカバーが、「ご自由にお取りください」と置かれていたりしました。ただし数に限りあり…当然といえば当然ですね。

うちはマスク争奪戦に負け、手に入れられなかったひとりです。家じゅうマスクを探してかき集めても、たいした枚数にはなりませんでした。その中に、なんと個装のマスクを発見!しかも5枚も! これは“こども虐待防止”の啓発活動をしている「カンガルーOYAMA」という団体が、イベントなどでいつも配布しているPRグッズ(パンフレット、オレンジリボン、マスク)3点セットのものでした。PRといっても、宣伝というよりも広報といったイメージですが。このマスクが個装になっていたため、必要な時に持ち歩けるように、と使わずにとっておいたのです。

小山市は、こども虐待防止を呼び掛けるオレンジリボン発祥の地。かつて小山市で幼い兄弟が虐待され川に投げ込まれ命を落とす、という痛ましい事件が起きたことがきっかけでした。「カンガルーOYAMA」も私たち「チャイルドラインとちぎ」も、栃木県虐待防止ネットワークでともに活動する仲間です。

このマスク、おかげさまで、急場しのぎに助かりました。「カンガルーOYAMA」さんに感謝です。しかしなぜ、こども虐待防止の啓発のためのグッズにマスクが??? 謎です。今度会長さんにお会いしたら、聞いてみたいと思います。

これがマスクの外装
初期のものなので「児童相談所全国共通ダイヤル」が古い番号になっている
現在は 189
これがマスク本体 もちろん不織布製

(ハンドルネーム Iris)

~今年最後のブログ当番よりご挨拶~
全国の皆さま、今年一年、ご来訪いただきありがとうございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください 。(^-^)v

「サンタdeラン&クリーン」

12月18日 日曜日、子どもの貧困撃退💛チャリティーイベント「サンタdeラン&クリーン」がオリオンスクエアで開催されました。

チャイルドラインとちぎは今年は寄付先団体として参加、会場警備やピザの販売をしました。

ピザは生地を伸ばして具材をトッピング、そして石窯で焼き上げ雪が降るほどの寒さの中、熱々のピザは大盛況でした。

そしてチャイルドラインとちぎを応援してくれるボランティアランナーも激走!してくれました!

寄付やピザの販売など、たくさんの方にご支援いただきました。

心より感謝申し上げます。

(ハンドルネーム いちご)

殺生石~呪いの真相~

栃木県北部の那須高原に、「殺生石」と呼ばれる史跡があります。国の名勝に指定され、栃木県指定文化財にもなっています。

「殺生石」には、平安時代の終わりごろ、九尾の狐という尻尾が9本ある妖怪が悪行をはたらいたため、陰陽師阿倍泰成により都を追放され、逃れてきた下野の国(しもつけの国:栃木県)那須の領主らに退治され、その死骸は石になった、その石が毒気を放出して近づく生き物を殺したため「殺生石」と呼ばれるようになった、という伝説があります。

今月7日、その近くでイノシシ8匹の死骸が発見されました。ここで思い出されるのが、上記の伝説ですが、真相は、地面から発生する毒性の強い硫化水素を吸い込んだため死んだ、とみられています。この付近は実は火山地帯(那須岳=茶臼岳とも言う)で、常に硫化水素が発生しています。温泉の匂いの、アレですね。

ですが、科学が発達していない昔は、こういった出来事~何か良くない事~が起こると、誰かの祟りや呪いのせいだとと考えられていました。その結果、何のかかわりもない人々が無実の罪をきせられ、犠牲にされたというむごい史実があります。有名なところでは、中世ヨーロッパの魔女狩り、あれも似たようなものではないでしょうか。

恐ろしい事件や不可解な異変が起きた時、恐怖や不安を感じるのは普通のことです。ですがほとんどの場合、ちゃんとした根拠、原因があるものです。こんな時こそ落ち着いて、冷静な目を持って判断できるような人間になりたいと思います。

そういえば今年3月、その殺生石が真っ二つに割れるという現象が起きました。この時は、劣化とか、もともとひびが入っていたとか、石内部に含まれていた水分が膨張して破裂したとか、いろいろ言われていましたが、単なる自然現象にすぎなかったようです。 巷では、九尾の狐の呪いが解き放たれた、などとちょっとした話題になっていたようですが。

地元・那須町ではこの物騒な伝説を逆手にとって、毎年5月に「参加者は全員狐のお面をかぶらなければいけない(またはフェイスペイント)」というお祭り「御神火祭」、7月には狐にちなんだイベント「那須九尾まつり」があります。こちらは、なんだか楽しそうですね。人間の知恵はすごいです。

なお、殺生石付近には遊歩道が整備されています。発生している硫化水素は、通常は、生命に危険が及ぶほどの濃度ではありませんが、毒性があることには変わりありませんので、気を付けて散策してくださいね。

(ハンドルネーム Iris)

11月26日 県民のつどいに参加しました

「第13回子ども虐待をなくそう!県民のつどい」に参加しました!

コロナ禍にも関わらず、100名近くの方が参加されました。

基調講演は、立正大学の大竹智教授です。大竹氏は、目黒の5歳女児の虐待死事件の検証委員会の長だった方です。

転居前の香川県から、転居先の東京都目黒区に引き継ぎがあれば…、避けられる死であった、というお話でした。優愛ちゃんの死を無駄にしないためにも、虐待でなくなる子を減らすためにも死亡事例を検証している、という言葉が印象的でした。

また、「どの程度で児相に通告してよいのか迷う。何を判断の基準にすればいいのか」という質問に対して、「子どもがどう感じているのか、子どもの立場になってほしい。子どもの代弁者となって通告してほしい」という話がありました。

シンポジウムでは、県、市、NPOの代表の方がそれぞれの活動の報告をしました。子どもの声をひろうことではチャイルドラインも同じです。いつかチャイルドラインの活動も発表できる機会がありますように。

ハンドルネーム きりさん

ネットでんわ

これまでチャイルドラインではフリーダイヤルとオンラインチャットで子どもたちとつながってきました。

しかし、最近では格安スマホの使用により、フリーダイヤルにつながれない子どもが多くいることが分かりました。

そこで、スマートフォンのアプリからの通話(ネットでんわ)なら、Wi-Fi環境さえあれば、そのような子どもたちともつながることができると考えアプリの準備をしてきました。

本格的なスタートに向けて今日から1週間、子どもたちに協力してもらい「ネットでんわ」の試行をします。

接続テストは行いましたが、実際に子どもたちとつながるのは初めてです。子どもたちにはお試しであることはお知らせしてあります。試行で出た意見や子どもたちの声を参考にしながら、子どもたちに使いやすいアプリになればと思っています。

(ハンドルネーム いちご)

「第13回子ども虐待をなくそう!」県民のつどいが開催されます。

11月は、こども虐待防止月間です。それに合わせて、毎年11月に、「子ども虐待防止ネットワークとちぎ」では、県民のつどいを開催しています。

チャイルドラインとちぎも、加入団体の一つです。

今年は、立正大学教授の大竹智氏に基調講演をお願いしました。大竹氏は、目黒の5歳女児の虐待死事件の検証委員会の長だった方です。

また、シンポジウムでは、虐待死をなくすために、私たちは何ができるのか。栃木県では、どのような取り組みをしているのか。栃木県内で児童虐待防止に取り組んでいる方からお話を伺います。

参加の申込みは必要ありません。詳細は、下記のチラシをご覧ください。

(ハンドルネーム きりさん)