１．ソフトウェア開発の基礎知識
Javaプログラムの開発は、次の3ステップで行う
- ソースコードの作成
- コンパイル
- 実行
１．ソースコードの作成
プログラムを作るには、まずソースコード（source code）を作成する。ソースコードとは人間が読めるプログラムのこと。ソースコードが書かれたテキストファイルをソースファイル（source file）とよぶ。Javaのソースファイルの拡張子は、「.java」である。
２．コンパイル
ソースファイルを、コンピュータが実行できる形に変換する処理をコンパイル（compile）とよぶ。Javaでコンパイルが成功すると「.class」拡張子がついたクラスファイルが作成される。クラスファイルには、コンピュータが理解できるバイトコード（byte code）というものが書かれている。
コンパイルでは、ソースコードの文法チェックを行う。誤りがあれば、コンパイルは失敗し、誤った個所とエラー原因が表示される。
コンパイルを行うソフトウェアをコンパイラ（compiler）という。
３．実行
コンパイルが成功すると、プログラムを実行することができるようになる。プログラムの実行ではインタプリタと呼ばれるソフトウェアがバイトコードを機械語に翻訳しながら実行する。Javaプログラムを実行するためのソフトウェアをJVM（Java Virtual Machine）とよぶ。
JDK（Java Development Kit）
JDKとは、プログラミング言語のJavaでソフトウェア開発を行うのに必要なソフトウェアを一つにまとめたパッケージ。Javaの開発元であるOracle社が無償で配布しており、誰でも自由に入手・使用することができる。ソフトウェアは、実行可能形式のコマンドラインツールとして提供されており、コマンドプロンプトからコマンド名とオプション、自ら開発したプログラムのファイル名などの引数を指定して実行する。
JRE(Java Runtime Environment)
JREとは、Java言語で開発されたソフトウェアを実行するために必要なソフトウェアのパッケージ。OSごとに対応する版が配布されて、開発元のOracle社のWebサイトなどから誰でも自由に入手することができる。
Eclipse
- Eclipse（エクリプス）とはソフトウェア開発作業を効率化するために、開発のための各種ツールを一つのソフトウェアにまとめたプログラム開発統合環境である。
- Eclipseは無料で配布されている。誰でも、ホームページからダウンロードしてインストールすることができる。
Eclipseのインストール方法
日本語で表示されるようにカスタマイズされている「Pleiades All in One」を使用する。
インストーラは、以下のサイトからダウンロードする。
ダウンロードしたい、Eclipseを選んでクリックする。
Windows64bit Full Edition の Java のダウンロードボタンをクリックする。
リンクの部分をクリックするとダウンロードが開始される。適当な場所を決めてダウンロードする。ファイルサイズは２GB超。
ダウンロードが完了したら、「eclipse.exe」のショートカットを作成する。「eclipse.exe」は、￥pleiades￥eclipseの下にある。
確認問題
１．プログラムを作るには、まず（ a ）を作成する。（ a ）とは人間が読めるプログラムのこと。（ a ）が書かれたテキストファイルをソースファイル（source file）とよぶ。Javaのソースファイルの拡張子は、「（ ｂ ）」である。
２．ソースファイルを、コンピュータが実行できる形に変換する処理を（ a ）とよぶ。Javaでコンパイルが成功すると「.class」拡張子がついた（ ｂ ）が作成される。（ ｂ ）には、コンピュータが理解できる（ ｃ ）というもので書かれている。
３．コンパイルを行うソフトウェアを（ a ）という。
４．プログラムの実行では（ a ）と呼ばれるソフトウェアが（ ｂ ）を（ ｃ ）に翻訳しながら実行する。Javaプログラムを実行するためのソフトウェアを（ ｄ ）とよぶ。
５．（ a ）とは、プログラミング言語のJavaでソフトウェア開発を行うのに必要なソフトウェアを一つにまとめたパッケージ。Javaの開発元であるOracle社が無償で配布しており、誰でも自由に入手・使用することができる。
６．（ a ）とは、Java言語で開発されたソフトウェアを実行するために必要なソフトウェアのパッケージ。OSごとに対応する版が配布されて、開発元のOracle社のWebサイトなどから誰でも自由に入手することができる。
