2.キーボード入力
キーボードから入力するには、java.utilパッケージに入っている、ScannerクラスのnextIntメソッドを利用している。Scannerクラスは、Javaが標準で用意しているプログラムである。
Javaは、標準API( Application Programming Interface) とよばれる、多くのプログラム(クラス)を用意している。標準APIのリファレンスは、Webで公開されている。
標準APIで利用できるクラスは、パッケージに分類・まとめられている。パッケージは、java.lang、java.util、java.netといった名前がつけられている。
java.utilパッケージに入っている、Scannerクラスをプログラムで利用する場合には、プログラムの先頭で、import文を使って定義する必要がある。
import パッケージ名.クラス名;
Scannerクラスのメソッドを利用するには、まずインスタンスを生成しなければいけない。クラスは「設計図」、インスタンスは「実体」と考えるとわかりやすい。プログラムの中ではクラスから実体であるインスタンスを生成する。
クラス名 インスタンス名= new クラス名(引数);
インスタンス名は、自由に設定することができる。
Scanner sc = new Scanner(System.in);
Scannerクラスで用意されているnextInt()メソッドを呼び出すには、次のように書く
インスタンス名.メソッド名();
sc.nextInt();
sc.nextInt()は、キーボードから入力した整数値の値を返す。
Scannerクラスのインスタンスは、利用が終了したならば、close()メソッドを実行しなければならない。
sc.close();
キーボードから入力するメソッドは、データ型により次のように用意されている。
- nextInt() 整数値を入力
- nextDouble() 実数値を入力
- next() 文字列を入力