このところ、お米の価格の高騰が続いています。一時はスーパーの棚から姿を消すほど、コメ不足になりましたし。原因は、コメ農家の減少や昨年の不作、災害に備えての買いだめなど、いくつもの原因が重なった結果と言われています。ちょっと前までは、秋になれば新米が出回ってコメ不足が解消され、価格も徐々に落ち着いてくる、と聞いていたのに…???
そして、野菜も旬の果物も輸入食材も高騰の状態です。スーパーに買い物に行くたびにため息が出てしまうのは、しかたがないですよね。実りの秋は、どこへ行ってしまったのでしょうか。(T_T)
小中学校での給食では、給食費は毎月一定なので、おかずの量が減る、デザートがなくなる、など献立のほうに影響が出ているということです。
給食が一日の中での唯一の食事という貧困家庭の子どもにとっては、とても深刻な状況ですが、普通のおうちの子どもでも給食を楽しみにしている子は多いのです。栄養をとらないといけない成長期の子どもたちの給食、なんとかならないものでしょうか。
フードバンクも、地域によっては寄付が少なくなってしまったと聞いています。
いまだに廃棄食料はあとを絶たないというのに、 こういうしわ寄せを真っ先に受けるのは、いつも弱い立場の人たちですね。
ところで、食事のことで思い出したことがありました。
以前、我が家は県の国際交流協会でホストファミリーをやっていました。特に条件をつけずに留学生を受け入れていたので、いろいろな国の人がやってきました。
あれは、インドネシアからの留学生を預かっていた時のことでした。
あるお昼どきのこと。さあ食べましょう、というタイミングで電話がかかってきました(当時はまだ家の固定電話が主流)。
私は、その留学生に「冷めちゃうから、先に食べていてね」と言って電話に出ました。すると、その子はひとりで手を合わせて、いただきます(※)と言って食べ始めました。電話を終えて席に着きながら「インドネシアでも食事の前にはそうやる習慣があるの?」と聞くと、意外な言葉が返ってきました。
留学生:いいえ。こういう習慣はありません。でも、ここのうちに来て、ファミリーの皆さんがこうしているので、私もしました。
私:そうだったのね。インドネシアでは食べる前に何かするの? (もしあれば、やってもいいのよ、という気持ちで聞いた)
留学生:いいえ。インドネシアでということはないのですが、私はクリクチャンなので、食べる前に感謝のお祈りをします。でも、気持ちはお母さん(私のこと)たちと同じ。だから、ここにいる間はこうします。
なんか私、とても感動してしまいましたよ。(^_^)
その子の言う感謝と私たち日本人の言う感謝とは微妙に違うかもしれませんが、食べ物を食べられることへの感謝は同じだろうと思いました。
食べることは、生きることの基本。食べ物があるのは、本当にありがたいこと。それを忘れずに、食べ物を大切にしたいと思います。
(Iris)
※実は、我が家では子どもが巣立っていつのまにかこの習慣がなくなってしまいました。また、地域によるかもしれませんが、うちの子が通っていた小中学校では、いつも給食の時に、日直さんの掛け声でこれをやっていました。