スポーツの秋

スポーツの秋。今年の国体は栃木県で開催です。

「いちご一会とちぎ国体」の会期前競技が昨日まで開催され 、競泳をテレビで観戦しました。

栃木県の選手が大活躍!!ですが、今大会の競泳では東京オリンピックにも出場した選手が多く出場していてとても見応えがありました。
ですが、テレビでの放送に気づいたのが遅く 見逃したレースも。残念。

息子が競泳をやっていたこともあり、観戦に思わず熱が入りました。

これから開会式やいろいろな競技が始まります。

国体の後は、全国障害者スポーツ大会、冬には冬季国体が栃木県で開催。

スポーツで盛り上がりますね。

死にたいっていわれたら・・

チャイルドラインでは会員たちの研修に力を入れています。日々変化する毎日、子どもたちの暮らしや使うツールも変わるので、私たち自身もアップデートが必要・・。そして、相反するようですが、初心を忘れない、ということも大切だと思っています。積み重なる経験は何よりの勉強ですが、やはり、「慣れ」には気を付けなければいけないのです。

ところで、夏休みが終わるこの時期、つらさもマックスになる子どもたちがとても多いのです。9月1日が子どもが自殺する人数が多いという統計が発表され、私たち大人は驚き、何とかしなければといろいろ考え、それは今に至っております。チャイルドラインでもいつも以上に体制を強化し日程指定のオンラインを毎日つながるようにしてキャンペーンを行ったばかりです。

そして、ちょうどその時期に、私たちは、会員向けですが東京家政大学の杉山先生をお迎えして「電話相談の基礎 死にたいと訴える子どもへの対応」と題した研修会を開くことができました。前回はZoomでしたが、今回は実際に対面での研修が実現しました。

カウンセリング全般に造詣深く、教育現場の悩みにも詳しい先生のお話から、また改めてたくさんの気づきをいただきました。自死に関する対応について、考え直さねばならないことなども、分かりやすく説明していただきました。そして、アクセスしてきてくれた子から学ぶ謙虚さを忘れてはいけないということも心に残りました。どの子にも幸せになる権利があり、私たちはその手伝いをしたいと願っているのです。そして、私たち自身も幸せでありたいと思います。

そんなわけで、今日も何かしらできることをしよう、と思っています。

ブン太くんに叱られた

これは数年前、私が東京へ遠距離通勤していたころのお話(実話)です。

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当時の職場は、我が家から電車で1時間半はかかる場所だった。しかし不幸中の幸いとはこのことか。乗り換えなしの1本で行けたし、行きも帰りも始発に近い駅から乗れたので、適度な揺れが心地よく、特に朝は睡眠不足を解消するちょうどよい時間だった。眠っていない時は、スマホでニュースを見るか、音楽を聞いていたりした。

ある日、私はふとしたきっかけで、こともあろうにスマホのゲームに手を出してしまった。ほんの暇つぶしのつもりだったのが、はまってしまった!! ステージクリアしたときには、日常生活で久しく体験していなかった達成感を味わい、ミッションを攻略してアイテムを手に入れるのも面白く、子どもたちが熱中するのもよくわかった。そして、家にいるときも時間があれば、ゲームをするようになってしまった(けれど、そこはいい年齢をした大人、さすがに羽目をはずすところまではいかなかったけれど…と、自己弁護)。

ある日曜日の昼下がり、私はリビングでゲームを始めた。ここで登場するのが我が家の愛犬ブン太くん、スパニエルの男の子、5歳である。ブン太くんは私に向かってさかんに吠えている。「どうしたの? 庭にネコでも来たのかな? 誰もいないよ」 ちょっとなだめてまたゲームに戻る私。「ちょっと待ってて。今大事なところなんだから」 マテをさせてもすぐにまた吠え始める。何か怒っているようだ。「ブン太! 静かに!」。どうやら私がゲームを始めると、吠え始めることがわかった。

ワン、ワンワンワン、ウ“~ワンワン(※ブン太の心の声:何しとんのや、オカン。ゲームなんかやったらアカン。はよ、やめい!ゲームはオワリや!)

しかし、ゴールまであとちょっと、ここで引き下がるわけにはいかない。オバサンのプライドがゆるさない。

そこで私はスマホを持って2階の子ども(もう家を出て自立している)の部屋へ行った。そしてベッドに寝転がり、続きをやった。ほどなく無事に攻略。欲しかったアイテムを手に入れて今日の目標は達成、ここでゲームをやめた。

そして、思った。うちの子もこんな感じでゲームをやっていたんだなあ、と。リビングのソファでテレビをかけながらゲームを楽しんでいるときに、「いつまでゲームやってるの! ちょっとは勉強しなさい! そんな時間があったら部屋を片付けなさい!」と言われ、スマホを持って2階の自分の部屋へ消えていった我が子。ゲームが悪いなんて言っていない。ただ、けじめをつけてやってほしかっただけなのに。

ブン太くんに叱られて、私は我が子の気持ちがよーくわかった。

でもね、いくら気持ちがわかったと言って、「いつまでも好きなだけゲームやってていいのよ。朝起きられなくたって、学校休んだってかまわないよ。」なんて、やっぱり私は言えない。それが親というものではないだろうか。

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さて、ブン太くんに叱られた真相は…

ブン太は私がゲームをしていることを怒ったのではなく、私がスマホを手に楽しそうにしているのを見て、ヤキモチを妬いたのでしょう。「そんなヤツをかまっとらんで、ワシと遊んでよ」と言っていたのだと思います。もちろんその後、キャッチボール(ボールを投げて”持ってこい”)をして遊んであげました。

※ブン太は関西出身。心の声は、「方言・関西弁変換ソフト」を使用しました。