宇宙船地球号

 ロシアによるウクライナ侵攻で対立するロシアとアメリカですが、実はあるところでロシア人とアメリカ人がお互いを必要とし、協力しながら友好的に生活しています。

 そこは地球の上空約400kmにいる国際宇宙ステーション(ISS)。アメリカ、ロシア、日本、カナダ、欧州宇宙機関(ベルギー、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ノルウェー、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリスの15ヶ国)が参加、運用して、宇宙空間ならではの実験や研究を行っています。昨年末までに、19か国から251人の宇宙飛行士がここを訪れました。宇宙に国境はありません。

 話は変わりますが、「SETI」という言葉を聞いたことはありませんか? SETIはもう60年も前からアメリカを中心に行われている「地球外知的生命体探査(Search for Extra Terrestial Intelligence)」のことです。早い話が、宇宙人探しですね。

 NASA(米航空宇宙局)によると、現在私たちの太陽系が属する天の川銀河には1千億個の星が存在し、そのうち生命が存在すると思われる惑星は、3億個くらいあると考えられています。ですが、未だに宇宙人との出会いには至っていません。宇宙人からのメッセージすら、受信していません。

 でも、今はそれでよいのではないでしょうか。なぜなら、宇宙人と出会う前に、まず私たち地球に住む人間同士がお互いにわかり合い、協力し合い、仲良くならなければけいないでしょう。
「宇宙船地球号」という言葉がありますが、よく言ったものだと思います。

ひまわり祭りは今年も中止です

そういえば、益子のひまわり祭りは今年はやるんだろうか。。。
「道の駅ましこ」近くに毎夏出現する5ヘクタールの広大なひまわり畑は壮観なのです。

調べましたら、残念ながらお祭り的な催しは今年も中止。ただ、6月に種まきは行っていて、ひまわり畑の観覧は可能。花の見ごろは8月中旬とのこと(新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言の発令などの状況により、観覧も中止になることもあります)。

今年度は秋のコスモス祭りも同様に中止。春に行われた小宅古墳群の菜の花・桜祭りも観覧のみだったようです。

会場は感染拡大予防ガイドラインに沿って運営していて、野外でもあるので、観覧は比較的安心してリフレッシュ気分を味わえるかも。
こうした季節の花々を何の心配もせずに楽しめる日々が一日も早く戻ってきますように。

*写真はいずれも数年前の様子

(ハンドルネーム:ちゃわん)

夏休み

不安定な天気、暑い日が続いていますね。

いよいよ夏休み。

今年の夏は3年ぶりに開催される祭りやイベントも多いのでは。

宇都宮市でも8月6日7日の2日間、「ふるさと宮祭り」が3年ぶりの開催となります。
(チャイルドラインとちぎは警備ボランティアとして参加します!)

無事に開催されることを願うばかりです。

コロナの感染者数も増え不安な中ではありますが、子どもたちが一息ついたり、楽しんだり、健やかに過ごせますように。

「よきことをなす人」たちのセクハラ

 認定NPO法人ウイメンズハウスとちぎの性暴力を考える講演会に参加しました。臨床心理士の信田さよ子さんの講演で、タイトルは「よきことをなす人」たちのセクハラ。
 「よきことをなす人」とは、つまり権威のある人、一見してセクハラなんてするわけない、と思われている人達を指す。学校の先生、著名な作家、報道写真家、映画監督などである。権威ある人たちのセクハラに、周りの人はみんなわかっていても、その道の実力者なので報復を恐れて黙認していた。世界的なME TOO運動により、女性たちが声を挙げ始めた。一人の声は小さくても、大勢が声を挙げれば、状況は変わる、というお話だった。

 今この時代は、大きくセクハラを許さない、ハラスメントを許さない、という人権問題の変革期にあるのだと感じた。

 私が社会に出た25年ぐらい前の話だ。職場の歓迎会(しかも、私の)のとき、部長のあいさつのあと、ボディコンを着たコンパニオンの女性が一斉に宴会場に入ってきた。何も聞いていなかった私はほんとにびっくりした。男性の大多数の職場だったからだと思うが。
 それからも、えっ、と思うことはいろいろあった。この場をやり過ごせばなんとか、社会とはこんなもんだと納得させてきた。黙ってきた。これが、今の若い世代の人たちに悪い風習を残させてしまったのだな、と講演を聞きながら思った。

 はじめの一人はすごい勇気がいる。でも、勇気を出して言ってくれた人を、絶対がっかりさせてはいけない。

2022 参議院議員選挙

2022年7月10日 第26回参議院議員通常選挙です。私も家族で選挙に行ってまいりました。

日本では満18歳以上が選挙権年齢です。チャイルドラインにアクセスしていただける上限年齢と一緒です。しかしながら若年齢層の選挙への関心はあまり高くないようです。

今回の選挙活動中には安部元総理大臣が銃撃により亡くなるという信じがたい事件も起こりました。本当にいたましく残念なことです。

気候の変動、戦争による世界的な不安、コロナ禍、私たちを取り巻く環境には危険も多く、とても不安定。

大人たちの不安は子どもたちに伝わり、大人の無責任な言動や犯罪行為を子どもたちはどう思ってみているのか。誰もが楽しめる毎日を送るためにはどうしたらいいのか。

そんな世の中を作る第一歩としての政治参加の機会が選挙であるはず。そこに希望を見いだせる社会をつくるため、それぞれができることをやっていけたら、と願います。

日光白根山

暑いなぁ、毎日暑い!こういう日は少し高い山に登ってみよう。ロープウェイを利用して日光白根山に行くことにした。

8時の始発に乗り、ヨツバヒヨドリの大群落を眼下に眺めながら、一気に2000mの山頂駅に降り立てば、大空から巨大な溶岩ドームが、のしかかるように迫る。途中までは林間の道を行くので、白根山は見えない。やがて樹林帯を抜けると、いよいよ火山の山らしい礫のみちとなる。陽射しを遮るものはないが、ときおり吹く風が身体を冷ましてくれる。山頂かと期待させる場所を幾度が越えて行くと2578mの山頂に立つ。(ちなみに関東以北では最高峰である) 

360度の大展望にしばしたたずむ。東には五色沼を囲んで前白根山、五色山の明るい稜線が続く。今回は稜線を廻って戻ったが、白根山頂をゆっくり味わい、ピストンで山頂駅に戻り、カフェや足湯を楽しみながら、登った山に思いをはせるのもよい。山頂の足湯より西に目をやれば、上州の山々が見える。

(ハンドルネーム:道草)

*日光白根山へのアクセスや写真は、栃ナビなどいくつかのサイトで紹介されています。

祝!チャット(オンライン)相談の開局日増設!

とちぎでは、5月に始まったチャット(オンライン)受け手養成講座を経て、このたび新しくチャットの受け手さんが誕生、7月からデビューします。受け手さんが増えたおかげで、チャットの開局日が1日増えました。チャットを利用する子どもは増えています。これからもチャットの開局日は増設されていくでしょう。

“日本のチャイルドラインでもチャット相談をやろうではないか”ということで、すでに開設・運営しているイギリスからスタッフを招いて、イギリスはじめヨーロッパでの実践について紹介していただいたのは、7年前になるでしょうか。そのときに、イギリスをはじめヨーロッパのチャイルドラインでは、電話よりもチャットが主流であること、ある国の受け手さんは一度にひとりで5人の子どもとチャットができることなどを聞いて、「海の向こうではそんなに進んでいるのか? もしかしたら日本は保守的なのか?」と軽くカルチャーショックを受けたものです。

その後日本でも支援センターが中心になって、検討、準備をすすめ、まず支援センターでトライアルを行いました。とちぎでは2018年に開設し、今に至ります。

電話には電話の良さ、チャットにはチャットの良さがあります。利用する子どもにとっても、電話のほうが合う子、オンラインのほうが合う子がいます。子どもたちが自分に合ったツールを選べるのは、いいことです。

以前、電話以外のツールが検討されていた時に、チャットともうひとつ候補にあがっていたのがメール相談でした。いつかチャット相談が軌道に乗ったら、次はいよいよメール相談でしょうか。