11月26日 県民のつどいに参加しました

「第13回子ども虐待をなくそう!県民のつどい」に参加しました!

コロナ禍にも関わらず、100名近くの方が参加されました。

基調講演は、立正大学の大竹智教授です。大竹氏は、目黒の5歳女児の虐待死事件の検証委員会の長だった方です。

転居前の香川県から、転居先の東京都目黒区に引き継ぎがあれば…、避けられる死であった、というお話でした。優愛ちゃんの死を無駄にしないためにも、虐待でなくなる子を減らすためにも死亡事例を検証している、という言葉が印象的でした。

また、「どの程度で児相に通告してよいのか迷う。何を判断の基準にすればいいのか」という質問に対して、「子どもがどう感じているのか、子どもの立場になってほしい。子どもの代弁者となって通告してほしい」という話がありました。

シンポジウムでは、県、市、NPOの代表の方がそれぞれの活動の報告をしました。子どもの声をひろうことではチャイルドラインも同じです。いつかチャイルドラインの活動も発表できる機会がありますように。

ハンドルネーム きりさん

ネットでんわ

これまでチャイルドラインではフリーダイヤルとオンラインチャットで子どもたちとつながってきました。

しかし、最近では格安スマホの使用により、フリーダイヤルにつながれない子どもが多くいることが分かりました。

そこで、スマートフォンのアプリからの通話(ネットでんわ)なら、Wi-Fi環境さえあれば、そのような子どもたちともつながることができると考えアプリの準備をしてきました。

本格的なスタートに向けて今日から1週間、子どもたちに協力してもらい「ネットでんわ」の試行をします。

接続テストは行いましたが、実際に子どもたちとつながるのは初めてです。子どもたちにはお試しであることはお知らせしてあります。試行で出た意見や子どもたちの声を参考にしながら、子どもたちに使いやすいアプリになればと思っています。

(ハンドルネーム いちご)

「第13回子ども虐待をなくそう!」県民のつどいが開催されます。

11月は、こども虐待防止月間です。それに合わせて、毎年11月に、「子ども虐待防止ネットワークとちぎ」では、県民のつどいを開催しています。

チャイルドラインとちぎも、加入団体の一つです。

今年は、立正大学教授の大竹智氏に基調講演をお願いしました。大竹氏は、目黒の5歳女児の虐待死事件の検証委員会の長だった方です。

また、シンポジウムでは、虐待死をなくすために、私たちは何ができるのか。栃木県では、どのような取り組みをしているのか。栃木県内で児童虐待防止に取り組んでいる方からお話を伺います。

参加の申込みは必要ありません。詳細は、下記のチラシをご覧ください。

(ハンドルネーム きりさん)

442年ぶりの・・・

2022年11月8日 火曜日の夜は皆既月食でした。お天気にも恵まれ、時間も午後6時過ぎという比較的早い時間からの天体ショー。私も夜空を眺めました。

栃木県宇都宮市から見えた月です。

だんだんと蝕が始まっていきます。

月食が進むと影の部分は赤銅色に輝いてきました。赤い月が夜空に浮かびました。そして月の後ろには天王星が隠れました。

皆既月食と同時に月が天王星を隠す惑星食も同時に起こり、国立天文台によると、日本で前回、皆既月食と惑星食が重なったのは442年前の土星が隠れた土星食だったそうです。次回は322年後の2344年7月、同じく土星食とのこと。

そのときは自分はもちろん生きてはいない。宇宙の大きさと時間軸を考えると人間の一生は本当に儚い。でもその儚さの中に大切なものがたくさんあるはずですよね。               

             ハンドルネーム まつりん

ハロウィンの光と影

ハロウィンを控えた先週末(10月29日)、韓国ソウルの繁華街・梨泰院で想像を絶する人々が押し寄せ、群衆雪崩が発生し、たいへん痛ましい事故が起きました。亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、被害にあわれた皆さまにお見舞い申し上げます。

ハロウィンはアイルランドが発祥で、もともとは収穫を感謝し、先祖をしのび、悪魔を追い払う、というお祭りだったそうです。それがイギリスをはじめ元英国植民地など英語圏で広まり、特にアメリカでは年中行事の中でも大きな位置を占めているほど盛大に行われ、日本へはアメリカから伝わったとされています。

日本では、始めは民間の英会話教室や子ども・若者向け商業施設でハロウィンの雰囲気を味わってもらうささやかなディスプレイから始まり、20世紀末あたりになると大規模テーマパークでもイベントが開催されるようになったのだとか。

ですが現在のハロウィン、東京・渋谷のような繁華街に仮装というよりコスプレをした人々が集まり、ハイテンションになり、群衆心理もあいまって、暴挙、事故を引き起こしてしまう、うっかりすると無法地帯の一歩手前状態になってしまうのです。

純粋にハロウィンを楽しむために来ている人も多いはずなのに。警察が警備にあたっているとはいえ、度を越したストレス解消やフラストレーションのはけ口になっているように見えてしまいます。また、渋谷以外にもハロウィンにからむトラブルが発生するようになり、メディアのニュース映像を見ていると本来のハロウィンからずいぶんかけ離れてしまったように感じ、複雑な気持ちになりました。

さて、もう20年近く前の話になりますが、我が家は家族で「うつのみや子ども劇場」の会員でした。子ども劇場では年に数回の観劇のほかに、自主活動としてダンボールキャンプ、スノーキャンプ、忍者修行、水鉄砲バトル、ナイトハイク、人間かるた大会など、個人ではとても実現不可能なイベントがありました。ハロウィンもそのひとつです。

うちの子が小学校4年生の時のことだったか、会員以外のお友だちを誘ってもよいということで、当時仲良くしていた同級生3人を誘い、4人の子どもたちを連れてハロウィンに参加しました。ハロウィンに申し込んだその日から、友だち同士で、「どんな仮装する?」「お菓子を入れる袋はどうしよう」「トリック・オア・トリートって言うの、忘れちゃダメだよ」と大はしゃぎでした。さっそく学校でもハロウィンに行くことを話したそうで、ALTのクリスティーナ先生(たぶんこういう名前だった)から「初めにハッピー・ハロウィンて言うのよ」と教わったと得意げに話してくれました。

ハロウィン当日は寒かったけれど子どもたちは寒さなんてなんのその。その時のスケジュールは、開会宣言→仮装のお披露目ファッションショー→かぼちゃのクッキーやカップケーキでおやつ→グループに分かれてお宅訪問。だったと思います。

当時の子どもたちにとってハロウィンは知ってはいたけれど、どこか遠くでやっているイベントという感覚でした。それが実際に体験することになって、子どもたちは絵本やアメリカのホームドラマの主人公になった気分だったようで、夢のように楽しい時間だったそうです。まさに「とびきりの子ども時代を!」という子ども劇場の合言葉そのものでした。

こういうハロウィンが私は好きです。もう子ども劇場は卒業してしまいましたが、いつか機会があったら本来の意味のハロウィンに参加したいと思っています。

(ハンドルネーム Iris)