養成講座・継続研修を行いました

6月13日、第2回・3回目の13期生養成講座を午前、午後に分けて行いました。

前半のテーマは「チャイルドラインについて」
理事長が講師となり、チャイルドラインのこれまでの歩みや、活動について、子どもへの約束、子どもたちの現状など話しました。
13期生の皆さん全員が真剣に聞き入っていました。

後半は、受け手継続研修も兼ねているので、約30名での研修となりました。テーマは「傾聴の基礎①」~心の密を体験しよう~

講師は福本佳之さん (一社)日本青少年育成協会 主任研究員

「きく」だけでもでも「訊く」「聞く」「聴く」の3つもあるんですね。「聴く」大切さを感じた研修でした。

感染対策のため距離をとっての2人組のワークも行いました。実際に話したり聴いたりワークをすることで、「心の密」を体感することができました。聴いてもらうってやっぱり嬉しい!と感じた「チャイルドラインとちぎ」らしい、あたたかいほっこりとした研修でした。

LGBTQ

タイトルの「LGBTQ」という言葉もずいぶん市民権を得てきたような気がします。

でも、気がするだけかも・・・自身の性への違和感、いわゆる普通の人たちの中に入れないなあ・・と思う気持ちの揺れ、自分のことだってわからないのに、他人様のことなんてわかると思うのがおこがましいのかもしれない。

本日のNHK、あさイチ「SHELLYと語ろうLGBTQ」に浅沼智也さんが、当事者として出演されていました。浅沼さんとは2019年に栃木県精神衛生協会が主催したメンタルヘルス講座で初めてお会いしました。講師として招かれていたのです。浅沼さんは出世時に判断された性と自認が一致せず、医学的処置も続けていらっしゃいます。性的マイノリティーの人権について啓蒙活動を続け、「ここまで書いちゃう?」と赤裸々に自身の体験をつづられた著書を読んだときは衝撃を受けました。

今日の浅沼さんは、レインボーカラーのマスクをつけ、目力際立って素敵でした。ジェンダーに関心深いSHELLYさん、松中権さん、山本そよかさん、浅沼智也さんがそれぞれの思いを語ってくださいました。

「自分が存在していいのかなあ・・と考えていた」・・・浅沼さんの言葉。心にズシンと応えました。周囲の人の言葉から、こんな風に考えてしまう子たちが少なからずいます。

表現の自由は、だれにでも与えられた権利ですが、言葉は時に武器となります。なにげない一言、良かれと思った言葉、発してしまったものはもう消すことはできない。とくに、他人のことを勝手に発言したり、暴露するアウティングは恐ろしいものである・・チャイルドラインは言葉を使って活動しています。気を引き締めないと!と改めて感じた朝でした。

記念誌制作の思い出

 先日の公開講演会(ネット依存から子どもを救え)で、チャイルドラインとちぎ20周年記念誌が参加者全員に配布されました。私たちの活動を知っていただく一助となれば、幸いです。

 この記念誌制作はコロナ感染拡大の影響で外出自粛の中、実際に集まっての作業は最小限にとどめ、現代文明の利器オンラインのネットワークを利用しての完成でした。表紙のイラストは、画家でもある理事長の手によるものです。

 10年ひと昔といいますが、10年前の10周年の時にも、もちろん記念誌を発行しました。この時は初めての記念誌制作ということで、大勢の記念誌スタッフが何度も事務所に集まり、ワイワイガヤガヤ、時には険悪な空気を漂わせながら喧々諤々と意見を出し合い完成した、まさに血と汗と涙の結晶でした、あ、さすがに血は流してはいませんが(笑)。その時の表紙のイラストを描いたのも理事長でした。

 そして、記念誌のところどころにカットを描いてくださった、セミプロイラストレーターの方のことを、私たちは忘れません。それは、10周年当時、私たちチャイルドラインとちぎと同じ事務所で活動していた、宇都宮子ども劇場のM.Sさんです。

 そのカットはどれもやさしいタッチで、チャイルドラインの雰囲気をよくあらわしていました。M.Sさんはすべてのカットを無償で描いてくださいました。その後、それらのカットはすべて画像データ化され、チャイルドラインとちぎのパソコンに保存されています。10年の時を経て、今回の20周年記念誌、リニューアルしたホームページの各所にも使わせていただいています。M.Sさん、本当にありがとうございます。

 チャイルドラインとちぎは多くの方の暖かい心遣いによって、支えられています。

M.Sさんのイラスト

公開講演会がありました

 5月31日、以前このブログでもご案内しました公開講演会「ネット依存から子どもを救え」がとちぎ健康の森にて、開催されました。

 講師の遠藤美季氏は、「エンジェルアイズ」というネット依存の予防啓発団体を主催され、情報提供や相談を受けられています。

 今までもネットのかかわる犯罪やトラブルについての講演はありましたが、今回のように「ネット依存」に焦点を当てた内容はチャイルドラインとちぎでは初めてで、新鮮でした。ネット依存の現状や原因、そしてその対応策など、具体的でわかりやすいお話でした。

 なぜネットにのめり込むのか…コンテンツ自体が面白いという部分もあるのは確かだが、大きな原因として、現実の生活では満たされない、現実逃避、承認欲求や仲間意識などがあげられる。そしてそれは子どもだけではなく、同じように悩んでいる、病んでいる大人も多い。ネット依存に陥らないためには、ネットとの上手な付き合い方を見つけること、リアルな生活を充実させることが大切…だということです。

 今回の講演でとてもよかったと思うのは、具体的な対応策が聞けたことでした。といってもそれに対する万能薬があるわけではなく、「いろいろなケースがあり、いろいろな対応策があり、それぞれに合った対応策がある。」ということです。そういう対応例を知ることができただけでも、たいへん心強いことだと思います。

 遠藤氏はもともとはココロ系の人ではなく、パソコンのインストラクターをされていたそうです。ご自身が実際にネットとかかわられてきただけに、現実的で具体的なお話をしていただくことができたのでしょう。

 今回は92名が出席。半数以上が外部からの参加者でした。このテーマに対する世の中の関心の高さがうかがえます。それはまた、ネット依存で悩んでいる方も多いということの現れかもしれません。

 エンジェルアイズのホームページは、ネット依存の問題に関心のある方、実際に悩んでいる方の参考になると思います。

5月の理事会

今回もオンラインで理事会が行われました。

30日に行われる公開講座の役割分担や、養成講座の内容などについて話し合いました。
いよいよ受け手13期生養成講座がスタートします!

とちおとめ

栃木県のおいしいもの…たくさんありますがイチゴは外せませんね。最近では夏でも食べられる品種もあるそうですが、一般的には冬から春のイメージ。

栃木県の品種「とちおとめ」も11月から5月末頃までがシーズンです。残念ですが、もうそろそろ収穫も終わりです。写真は「とちおとめ」。一粒一粒がみずみずしくキラキラして美味しそう!

ここ数年、気候の変動による台風や大雪、温度変化などで農家の方は栽培にご苦労なさっているそうです。

ありがたくいただきます!

フェスタmy宇都宮の思い出

 “フェスタmy宇都宮”とは、毎年5月中旬に開催される「市民の日制定」を祝う宇都宮市のイベントです。

 宇都宮城址公園やオリオンスクエア周辺で開催され、飲食物や手工芸品などたくさんの模擬店が出店されるほか、ダンスや和太鼓などのステージ発表、体験コーナーなどがあり、毎年多くの人出でにぎわっていました。

 企業やプロのお店はもちろんボランティア団体やママさんたちのサークルなど、さまざまな市民が参加できる場として、チャイルドラインとちぎも芝生広場での子どもの遊び場や模擬店で参加してきました。

 私たちの模擬店は、その年によって多少内容は違いましたが、ここ数年は「駄菓子屋さんの消しゴム」や「スーパーボール」のくじが大人気で、特にスーパーボールで一等賞を当てたお子さんのうれしそうな顔に、こちらもほっこりさせられたものです。

 私たちも交代で店番をしながら、カレーや焼きそば、ホットドッグなどを調達してバックヤードでランチにしたり、会場をめぐり、アンケートやクイズに答えて景品をもらったり、家族のおみやげに雑貨やお菓子を買ったり、仲間が他団体で出演するステージを見に行ったりして楽しんだものでした。

 何年も続けて参加していると、知人が差し入れをしてくれた時もありました。このフェスタは天気に恵まれることが多いのですが、あいにく天気が悪くて寒かった年がありました。そんなときにいただいたアツアツのフランクフルトソーセージ!活力源となりました。そしてある年は、真夏並みに気温の上がった素晴らしすぎる晴天の下、いただいたのはアイスクリームやかき氷!のどを潤す清涼剤となりました。とてもありがたかったこと、よく覚えています。

 楽しい思い出のあるフェスタmy宇都宮ですが、こういうイベントができるのは、世の中が平和という証しなんですね。

 それが、コロナ感染症拡大の影響で昨年に続いて今年も中止となってしまいました。仕方のないことですが、とても残念です。早くコロナが終息して、来年は再び開催できますように!!

作新学院大学渡邊弘学長のこと

渡邊先生の最新刊本

私たちは年に2回のペースで会報を発行しています。巻頭文として、子どもたちに関わる様々な分野で活躍されている方の原稿をいただいております。今回は、設立時より応援してくださっている作新学院大学の渡邊弘学長にお願いしました。 渡邊学長は、ねむの木学園の理事も兼任されています。そして、宮城まり子さんとも長いおつきあいがあり、昨年亡くなられた宮城さんの奇跡の教育の記録を何としても残したいという熱い思いから「宮城まり子とねむの木学園-愛が愛を生んだ軌跡」をまとめられたそうです。

昨日いただいて、一気読みしてしまいました。愛の軌跡は戦いの軌跡でもありました。宮城さんは自分のなさっていることを「お手伝い」と呼んでいます。重度の障がいを持っている子たちもそれぞれ力を持っている。ただ教育の機会が与えられていない。その力を発揮できる手伝いをしたいと。深く共感できる言葉でした。そんなまり子さんや子供たちを見つめる渡邊先生のまなざしもとても暖かい。久しぶりに渡邊先生とお話しできて、たくさんの優しいものをいただけたような・・・素敵な午後を過ごしました。

おかげさまで20周年

 チャイルドラインとちぎはおかげさまで20周年を迎えました。10周年のときは記念講演会、記念シンポジウム、祝賀会、もちろん記念誌も発行・・となかなか華やかに記念イベントを執り行いましたが、今回は昨年来のこのコロナ禍!記念誌つくりに集中することにしました。私たちの20年の活動で受け止めた子どもたちの声は、大切な宝物。そこから見えてくる社会の問題や、子どもたちの変化。そして私たちの思いをのせて、貴重な資料となるよう頑張って作りました。自信作です! お世話になった方、ご希望の方にもお届けしていきます。これからも、チャイルドラインとちぎをどうぞよろしくお願いいたします。

コロナ禍がおさまらない

相変わらず、新型コロナ禍の報道ばかりの昨今です。もしくはそこにかかわる不公平感を感じるニュース。子どもたちに合わせる顔がないような‥。去年からいきなり、卒業式が中止になったり、学校も休止で先生や友達とも会えなくなったり、すごく我慢している子どもたち。もう少しの辛抱だよって、早く言いたい。