オンライン対応研修

 今回はオンライン(チャット)対応に特化して、自分の癖(受け答え)に気づくための研修でした。久々のオンライン対応の研修でしたが、参加人数が少なかったので3人一組でじっくり検討ができました。こういう研修は少人数がいいですね。6人が参加しました。

継続研修④

 現地研修として、画期的な子ども支援事業を展開されている、日光市のNPO法人「だいじょうぶ」さんを訪問しました。16人が参加しました。

そのときの様子や感想を、参加された まつりんさん にうかがいました。

1.「だいじょうぶ」ではどんな流れで見学(研修)が行われましたか?

 (2020年9月5日土曜日10:00~12:00)

 利用する子どもたちのいない時間帯にお伺いしました。

畠山さん、前田さんが出迎えてくださり、まず最初に子どもたちが実際に過ごす建物の中を見学させていただきました。

部屋ごとに丁寧に説明してくださいました。かなりの広さで、部屋数も多く、実際に泊まるためのベッド、布団、家具も充実していてびっくりしました。

その後、広い部屋で畠山さんから「だいじょうぶ」の活動についてのお伺いしました。説明の後、参加者からの質問タイム、感想などをお伝えし、

見学、説明合わせて2時間ほど滞在させていただきました。

2.「だいじょうぶ」の活動などについてどんな説明を受けましたか?

 活動の内容としては、相談事業が柱にあり、ここで子ども虐待の早期発見、親子寄り添いの必要な支援に繋げているということです。

そして、家で安心して過ごせない子の預かり事業(食事、入浴、洗濯含む)

ショートステイ(最長2週間程度泊りで預かる)

母子の自立に向けた支援(3か月目安で入居できる。支援を受けながら自立準備)

虐待をしてしまう親向けの回復プログラム、子育てセミナーなど、活動は多岐にわたります。

このように、虐待を受けている子どものみならず、その親の困り感にも寄り添って包括的な支援がおこなわれています。

預かる子は乳幼児から、中高生の居場所も提供するなど、幅広い年齢に及んでいます。

この事業は官民共同で委託事業として行われているが、地域の民間団体と共同して食や遊びのイベント実施も始めたとのことです。

活動中に出会った事例についても話せる範囲で伝えていただき、大変わかりやすかったです。

 参加者一同、言葉もないというか、ほんとうに感動しました。

3.その活動内容や運営方針などについてどう思いましたか?

そもそも高齢者福祉から行政の要望もあり、子どもの福祉の世界に飛び込んだという畠山理事長の情熱が実を結んだ結果とも感じました。

病院の送り迎えから、行政の手続きにも力を貸す、直接救済の事業の力強さが伝わりました。

だいじょうぶの皆さんのバイタリティに圧倒されました。

4.どんな雰囲気でしたか?

 かなり広い建物は、隅々まで掃除が行き届き、畠山さん、前田さんのお人柄もあり、本当に和やかな素敵な時間を共有させていただきました。

お話しいただいた内容はかなり深刻な部分もありましたが、前向きに進むポジティブなパワーをいただきました。

また、別の建物も使用しているとのこと、食事や送り迎え、相談事業も考えるとスタッフの人件費などもかなりな負担と想像がつきますが、そもそも行政からの求めがあったということ、また活動に賛同する支援者の輪も広がっている様子でした。もちろん、まだまだ支援は必要ですが。

地域の学校ごとの制服や体操着の寄付も受け付け、すぐに使用できるように準備されていて、さすがだなあと思いました。

5.感想などありましたら、どうぞ。

 常日頃、だいじょうぶさんの活動の素晴らしさには感服しておりましたが、新しい拠点を拝見し、久しぶりに畠山さんのお話を聴けて

 本当にありがたかったです。自分自身がエンパワーされた気持ちです。チャイルドラインの活動に寄せて、話をきちんと聴いてもらえたということはその後の生き方に大きな影響を与えるといって下さったことも心に残りました。

まつりんさん、ありがとうございました。