うお座はどこに見える?

 ところで、前回の投稿でご紹介した「うお座」は空のどこに見えるのでしょうか?

 もちろん星座なので、姿を見せるのは夜なのですが。 

実はうお座が見える季節は、秋です。ざっくり言うと、私たちがまだ起きている時間帯ならば、南の空の少し高いところに出ています。ですが、暗い星々で構成されているので、光害や空気のよどんだ都会では肉眼で見るのは難しいでしょう。

 星占いに使われる星座が考えられたのはもう何千年も前のことなので、歳差という現象のために、今では見える季節が星占いのそれと反対になってしまっているということです。

 見える時期が春ならば、アフロディーテとエロスの神話は、母の日にぴったりのお話だったのですが…残念です。

うお座のお話

 今回はちょっと気分転換で、夜空の果てに思いをはせてみたいと思います。

 西洋占星術―いわゆる星占いですね―では、うお座は2月19日から3月20日に生まれた人の、守護の星座とされています。

 そのうお座にまつわるギリシャ神話です。

 昔々、美の神アフロディーテとその息子で愛の神エロスが、ふたり連れだってユーフラテス川のほとりを歩いているときのことでした。突然、おそろしい怪物ティフォーン(台風の語源ですね)が襲いかかってきました。アフロディーテとエロスはとっさに魚の姿に変身して、川の中に飛び込み、避難しました。そのとき、川の中で親子が離れ離れにならないようにと、2匹の魚の尾をリボンで結んだということです。うお座の星座絵は、子どもを思う母の姿を象徴したものだ、といわれています。

 ギリシャ神話よりもずっとずっと昔、太古の昔。今から38億年前に最初の生命が海から誕生して、海の生き物から陸の生き物へと進化したと、言われています。そして、人間の手は魚のひれから進化したとも言われています。その手でこそ、人は子どもを抱きしめることができるのです。

 昨今は毒親、毒母という言葉が普通にメディアで流れ、口にしても決しておかしくない世の中になりました。

 けれど、そう呼ばれるお母さんにも、きっと過酷な、つらい事情があるはずです。チャイルドラインは18歳以下の子どものための回線ですが、世の中には困難や悩みを抱える母親のための相談先がたくさんあります。ぜひ、そういうところへつながってもらえれば、と思います。

 母のその手は子どもをぶんナグるのではなく、抱きしめるために使ってほしいと願うばかりです。

うお座

母の日

母の日(ははのひ)は、日頃のの苦労をねぎらい、母への感謝を表すアメリカでは以下のアン・ジャービスへの教会での追悼にさかのぼり、毎年5月の第2日曜日に祝い、日本もそれに倣っているが、その起源は世界中で様々であり日付も異なる。(出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

 もうウン十年も昔、幼稚園や小学校でこの日のために母の絵を描いたり、家庭では家族でせっせと作った折り紙のカーネーションを飾り、心を込めたプレゼント(お手伝い券)や(この日にかこつけた)ケーキを用意して、母への感謝と健康(長生き)を願ったことがなつかしく思い出されます。

 そして月日は流れ…。

 気がつくと、立派な1本だけのカーネーションやささやかなプレゼント(実は旅のお土産で代用)をもらう身になっていました。

 毎年、母の日を祝えるというのは幸せなことですね。母も家族に感謝です。

本当は旅のお土産(笑)
私的には
スプレータイプよりも
大きな1輪が好き

ゴルフコンペの思い出

 毎年ゴールデンウィークの最終日は、チャイルドラインの主催で「チャリティーゴルフコンペ」が開催されていました。宇都宮カントリークラブで、宇都宮市長はじめご縁のある方が大勢参加される春の一大イベントでした。私たちはこの日のために広報をし、グループの組み合わせを考え、景品を持ち寄ったり購入したり、それを夜遅くまできれいにラッピングしました。

 そして、当日は現地でオレンジ色のシタッフジャンパーを着て、表彰式や懇親会の準備をしてプレイを終えたお客様をお迎えしたものです。これをきっかけに寄付をいただいたり、応援の言葉をいただいたりで、そのお気持ちの暖かさ、ありがたさを深く感じていたものでした。

ですがコロナ感染拡大の影響で、去年に続き今年も中止になってしまいました。来年は開催できますように。(…と、遠い目で語ってみました)