警察庁の110番映像通報システム

表題のシステムの試験運用が今日、10月1日より始まりました。

これは、通常の音声ではうまく表現するのが難しい事件・事故の現場の様子を、スマホで映像を撮影→送信しながら通報できるという、画期的なシステムです。ただし、そのようなツールがあるわけではなく、110番通報してから通報者のSMSに送られてくるURLにアクセスして利用する、というひと手間がかかります。

チャイルドラインでの話というわけではありませんが、実際に虐待や暴力、理不尽な扱いを受けている子どもに助けを求められた場合、警察に駆け込むことをすすめる人(相談室を含む)が多い、と聞きます。

こういった行為は犯罪ですから、当然と言えば当然なのですが、当の子どもにとっては元々警察は敷居が高く、しかも「言ったところで信じてもらえない」(これが大きな問題ですね)とためらってしまう、と聞いたことがあります。

一方、たとえばDVなど夫婦・家族間の問題で、相手からの暴言・暴力の場面を録音・録画で残しておいたため、無事保護された、被害届を出すことができた、離婚が成立したというケースもあるそうです。

今の時代、(年齢にもよりますが)スマホを持っている子どもは多いです。子どもが災難から救出される手段の一つとして、このようなシステムがあれば役に立つかもしれない、と、このニュースを聞いていて思ったしだいです。

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