LGBTQ

タイトルの「LGBTQ」という言葉もずいぶん市民権を得てきたような気がします。

でも、気がするだけかも・・・自身の性への違和感、いわゆる普通の人たちの中に入れないなあ・・と思う気持ちの揺れ、自分のことだってわからないのに、他人様のことなんてわかると思うのがおこがましいのかもしれない。

本日のNHK、あさイチ「SHELLYと語ろうLGBTQ」に浅沼智也さんが、当事者として出演されていました。浅沼さんとは2019年に栃木県精神衛生協会が主催したメンタルヘルス講座で初めてお会いしました。講師として招かれていたのです。浅沼さんは出世時に判断された性と自認が一致せず、医学的処置も続けていらっしゃいます。性的マイノリティーの人権について啓蒙活動を続け、「ここまで書いちゃう?」と赤裸々に自身の体験をつづられた著書を読んだときは衝撃を受けました。

今日の浅沼さんは、レインボーカラーのマスクをつけ、目力際立って素敵でした。ジェンダーに関心深いSHELLYさん、松中権さん、山本そよかさん、浅沼智也さんがそれぞれの思いを語ってくださいました。

「自分が存在していいのかなあ・・と考えていた」・・・浅沼さんの言葉。心にズシンと応えました。周囲の人の言葉から、こんな風に考えてしまう子たちが少なからずいます。

表現の自由は、だれにでも与えられた権利ですが、言葉は時に武器となります。なにげない一言、良かれと思った言葉、発してしまったものはもう消すことはできない。とくに、他人のことを勝手に発言したり、暴露するアウティングは恐ろしいものである・・チャイルドラインは言葉を使って活動しています。気を引き締めないと!と改めて感じた朝でした。

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