受け手養成講座と継続研修(第8・9回)

9月12日(日)第13期受け手養成講座(第8回・9回)および継続研修が、午前~午後にわたって行われました。

チャイルドラインとちぎ設立以来、初めてのZoomによる研修です。事前に接続の練習の機会を設けていたこともあり、大きなトラブルなく無事に終了することができました。どちらも事前に資料を配布されての研修でした。

午前のテーマは「電話相談の基本姿勢」。講師は埼玉学園大学教授の杉山雅宏さん、臨床心理学がご専門です。“人は話を聴いてもらえないと自分は大切にされていない、と受け止めてしまう”というお話から始まったエネルギッシュな講義は、相談を受けるにあたって当たり前のことを、改めて気づかされるよい機会となりました。

午後のテーマは「子どもの現状・社会的養護」。講師は「那須こどもの家(児童心理治療施設)」施設長の田中浩之さん。長く児童養護に携わってこられました。昨今子どもへの虐待の増加で社会的養護の存在がクローズアップされてきましたが、実は社会的養護には4つのタイプがあること。それぞれの施設の役割、歴史、使命、それに託された思いを、普段あまり知る機会のない社会的養護の実態について、詳しくお話していただきました。

今回感じたことですが、Zoomによる講義について、講師と受講生のあいだには実際にはかなりの距離があるはずですが、目の前のモニターで拝見しているため、ものすごく距離が近く感じられました。そして、より深く心に沁みわたることを実感しました。Zoomの研修もいいものだと思います。

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