とちぎでは、5月に始まったチャット(オンライン)受け手養成講座を経て、このたび新しくチャットの受け手さんが誕生、7月からデビューします。受け手さんが増えたおかげで、チャットの開局日が1日増えました。チャットを利用する子どもは増えています。これからもチャットの開局日は増設されていくでしょう。
“日本のチャイルドラインでもチャット相談をやろうではないか”ということで、すでに開設・運営しているイギリスからスタッフを招いて、イギリスはじめヨーロッパでの実践について紹介していただいたのは、7年前になるでしょうか。そのときに、イギリスをはじめヨーロッパのチャイルドラインでは、電話よりもチャットが主流であること、ある国の受け手さんは一度にひとりで5人の子どもとチャットができることなどを聞いて、「海の向こうではそんなに進んでいるのか? もしかしたら日本は保守的なのか?」と軽くカルチャーショックを受けたものです。
その後日本でも支援センターが中心になって、検討、準備をすすめ、まず支援センターでトライアルを行いました。とちぎでは2018年に開設し、今に至ります。
電話には電話の良さ、チャットにはチャットの良さがあります。利用する子どもにとっても、電話のほうが合う子、オンラインのほうが合う子がいます。子どもたちが自分に合ったツールを選べるのは、いいことです。
以前、電話以外のツールが検討されていた時に、チャットともうひとつ候補にあがっていたのがメール相談でした。いつかチャット相談が軌道に乗ったら、次はいよいよメール相談でしょうか。