死にたいっていわれたら・・

チャイルドラインでは会員たちの研修に力を入れています。日々変化する毎日、子どもたちの暮らしや使うツールも変わるので、私たち自身もアップデートが必要・・。そして、相反するようですが、初心を忘れない、ということも大切だと思っています。積み重なる経験は何よりの勉強ですが、やはり、「慣れ」には気を付けなければいけないのです。

ところで、夏休みが終わるこの時期、つらさもマックスになる子どもたちがとても多いのです。9月1日が子どもが自殺する人数が多いという統計が発表され、私たち大人は驚き、何とかしなければといろいろ考え、それは今に至っております。チャイルドラインでもいつも以上に体制を強化し日程指定のオンラインを毎日つながるようにしてキャンペーンを行ったばかりです。

そして、ちょうどその時期に、私たちは、会員向けですが東京家政大学の杉山先生をお迎えして「電話相談の基礎 死にたいと訴える子どもへの対応」と題した研修会を開くことができました。前回はZoomでしたが、今回は実際に対面での研修が実現しました。

カウンセリング全般に造詣深く、教育現場の悩みにも詳しい先生のお話から、また改めてたくさんの気づきをいただきました。自死に関する対応について、考え直さねばならないことなども、分かりやすく説明していただきました。そして、アクセスしてきてくれた子から学ぶ謙虚さを忘れてはいけないということも心に残りました。どの子にも幸せになる権利があり、私たちはその手伝いをしたいと願っているのです。そして、私たち自身も幸せでありたいと思います。

そんなわけで、今日も何かしらできることをしよう、と思っています。

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