私ごとで何だが、先週足首を捻挫してしまった。痛みが消えないことに不安を覚え、近所の整形外科に行った。
「良薬口に苦し」「名医は無愛想」ということで、我が家ではすこぶる評判が悪い。その医者が、腫れあがった患部を診て、言ってくれたのだ。「こりゃ痛かったろう」と。しかも2回も。
その一言で、すっかりその先生の評価が上がった。だから何だ、というかもしれないが、その時の私には一番欲しかった言葉、共感、いたわりだったのだと思う。
言葉一つで元気になるし、生きる力にもなる。一方何気ない一言で、人を傷つけるし、刃ともなる。
言葉を軽んじてないかな。
自分自身も反省を込めて、自戒したい。
(ハンドルネーム きりさん)