折しも、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック開催中です。日本勢も大活躍で若きアスリートたちの、それこそ夢をかなえる大舞台!テレビでみているだけでもワクワクドキドキです。
しかしながら、今回は大盛況で個展を成功させた現代日本美術界のホープ、塩谷亮さんの個展の話をさせてください。現代といっても作風は古典的ともいえる写実描写系のかたです。

塩谷さんの絵は素晴らしい描写力に支えられた写実画ですが、なんとも言えない気品や柔らかな作家の存在感が感じられます。
トークショーにお邪魔して作品解説をお聴きしてまいりました。
その中で小さい時からとにかく描くことが好きだったということをうかがいました。めったに見られないであろう、子どもの頃の絵も展示されていて感激しました。

5歳の時の絵。 明快な構図、美しい色合い。描くのが楽しい!という勢いを感じます。でも、子どもらしくてなんだかほっとします。

11歳になると、ぐっと色彩がこなれてきます。しっかり遠近感もとらえられていますが、まだ、超絶技巧という感じではないです。でも、作品感ありますよね。素敵な絵です。

来たー!! こうなると、もう絵を描いていくしかないです。高校生でこの描写に到達していたんですね。ご自身も、「絵バカですよね・・。もう描き続けるしかないって感じ」とおっしゃっていました。 そして描き続けて今の塩谷さんがいらっしゃいます。

この絵も大好き。ご本人も素敵です。作品解説のほか、本当にお金がなくてご苦労された時代のエピソードなども折り込み、満員御礼の会場の私たちを勇気づけてくださいました。
子どもたちには、夢をかなえる力と権利がある。なんにでもなれる!そう信じて前に進める日常を私たち大人は創っていきたい、そうしなければならないとしみじみ思いました。
まつりん