チャイルドライン エリア研修

12月11日(土) チャイルドラインで北関東・信越エリア合同研修が行われました。オンライン(Zoom)と拠点ごとに設けられた会場での視聴を合わせて、約100人の参加がありました。

テーマは「子どもたちが希死念慮を訴えてくる背景について」

講師は 特定非営利活動法人 3Keys代表 森山誉恵さん

森山さんが手掛けたすばらしい活動 “子どもたちの生まれ育った環境によらず必要な支援が行き届くこと” を目的にしだ子ども支援の団体3Keysと10代のための相談窓口Mex(ミークス)については、それぞれのホームページをご覧ください。

認定NPO法人 3Keys(スリーキーズ)

10代のための相談窓口まとめサイト Mex(ミークス)

心強い味方です!

早いものでもう12月。日に日に寒さを増してきましたね。

この度、公益社団法人JKAの「新型コロナウイルス感染症の拡大防止策に対する支援(競輪補助事業)」で助成を受け、チャイルドラインとちぎ事務所に空気清浄機、サーモカメラ、アルコールディスペンサーを導入しました。

第6波が心配されいていますが、子どもたちの声を聴き続けるためにも、コロナ対策機器が導入できて心強いです。

継続研修「ロールプレイ」

12月4日(土)、継続研修「ロールプレイ」を開催しました。

講師はチャイルドラインとちぎ元理事で臨床心理士の下牧千佳乃さん。

2人組を前半後半で違う相手と組んでロールプレイを行いました。ロールプレイの後はその内容を皆で話し合いました。

同じ話をしても聴く相手によって内容のとらえ方や、感じ方、話している人の印象が異なることには驚きでした。

話している相手がどんな気持ちか想像することの大切さも改めて感じました。

そして人から見られている自分と、自分が思っている自分のギャップ、自分が知らなかった自分など新しい気づきもありました。

師走の研修ということもあって、参加者は若干少なめでしたが、その分講師の先生と参加者がやり取りをたくさんすることができて、とても内容の濃い贅沢な研修でした。

第12回子ども虐待をなくそう!県民のつどい

11月は児童虐待防止月間でした。虐待の問題は根深く、国や地域、行政、民間、それぞれの立場で取り組んでいて、何とかしなければという思いはひとつですが、悲しい事例が後を絶たない。報道されている事例が氷山の一角と考えると暗澹たる思いに打ちのめされそうです。私たちチャイルドラインとちぎは、子ども虐待防止ネットワークとちぎの参加団体です。県民のつどいも12年目になったかと感慨もひとしおですが、まだまだなんだという思いも新たになります。

今年も前回に引き続き、実際に虐待経験のある若い方たちが登壇し自分の言葉で語ってくださいました。その勇気に感激しました。その方たちが、実際うけられた経験は衝撃的なものでした。そして、「実際に虐待されている子が支援者のところに来てくれたなら、どんな言葉をかけたら?」という会場からの質問に、「まず、生きててくれてよかった!と、いってあげて欲しい」と答えていらっしゃいました。その重みは本当にずっしりと心に響き、忘れられませんでした。

全国フォーラムの思い出

毎年この季節になると思い出すのが、全国フォーラムのことです。

私たちチャイルドラインとちぎは2001年に発足以来、毎回参加を続けて来ました。広島、石川、千葉、三重、東京、福島、福岡…。傾聴ボランティアとしての知識と技術の向上、子ども支援の活動の充実と発展を目指し開催される全国規模のこの大会合は、主催団体により多少の違いはありましたが、1日目は午後から開会式に続く基調講演やパネルディスカッション、夜は懇親会。翌2日目は午前中から分科会がお昼をはさんで続き、最後は全体会で幕を閉じるというスケジュールで進められていたように記憶しています。

基調講演やパネルディスカッションは、子どもの実情や子どもを取り巻く社会の現状、子ども支援に関するテーマが多かったという印象で、その分野で著名な方を講師に招き、単独の団体ではなかなか実現が難しいだろう講話を拝聴することができた貴重な機会でした。時には外国の方が通訳付きで登壇されることもあり、日本のチャイルドラインも国際的になったことを感じたものです。

社会の情勢を反映してか、初期の頃にはなかったジェンダー(性)に関する分科会が設定されるようになったのは、最近の特徴でしょう。オンライン(チャットやメール)というツールが、テーマに取り上げられるようにもなりました。毎回、内容のぎっしり詰まった、学びの多い2日間だったと思います。

夜の懇親会では、全国各地から集まった仲間の皆さんと親睦を深め、情報交換をしたり体験談を分かち合ったり。おしゃべりに花が咲きました。当然ながらほとんどの方と初対面でしたが、日々の活動の目的は同じです。「そうそう、うちも!」と共感することもあれば、「うちでやるときには気を付けよう」と逆に教訓となるお話をうかがえたり…。他団体の仲間とお話しするたびに、世間は広いなあ、と感じたものでした。

千葉のときには全員参加のゲームが行われ、とちぎの仲間の一人が最後まで勝ち残りました。そのときの賞品は、基調講演をされた明橋大二氏(精神科医・スクールカウンセラー)の著書「10代からの子育てハッピーアドバイス」とチャイルドラインのオリジナルTシャツでした。

福島では、「からむし織り」という素朴な味わいのある伝統工芸の出張販売があったり(すっかりファンになりました)、アトラクションで地元の和太鼓チームが迫力ある演奏をしてくれました。珍しく立食パーティ形式ではない丸テーブルでの会食だったので、おもに同じテーブルの仲間との交流にはなりましたが、落ち着いて楽しむことができました。

「食べ物を大切に」と持ち帰り用のパックが配られ、驚かされたことがあります。あれはどこでの開催だったでしょうか。でも、食べ物を無駄にしないのは、大事なことです。他にも…それぞれに思い出がありますが、キリがないので、このへんで。

出会った皆さんは、本当に、バイタリティあふれる方ばかり。私もパワーをもらいました。 これからの全国フォーラムはどうなるでしょうか。再び開催される日を楽しみにしていま す。

サシバの里 かかしコンテスト

栃木県情報 第3弾です。

栃木県東部に位置する、芳賀郡市貝町。人口1万1千人余りのこの小さな町で、とてもユニークなコンテストが行われました。かかしコンテストです。

エントリーされたかかし36点は、道の駅「サシバの里 いちかい」の駐車場で、今月30日まで展示されています。

(なぜ”サシバの里”なのかは、また別の機会に…)

きものの日

栃木県情報が続きます。

”北関東の小京都”ともよばれる、小江戸・栃木市は年間を通して様々なイベントが企画されているのですが、このところ、コロナの影響ですっかり静かになっていました。が…。

第5波が落ち着いた今、久々にイベントが開催されます。

「小江戸とちぎ きものの日」です。関心のある方はこちらをどうぞ。

栃木はスポーツも盛んです

コロナ禍でこの秋の益子陶器市も中止。ひきこもり生活の反動か、スポーツ愛が再燃してし まった感のあるちゃわんです。

栃木県にもいくつかのプロスポーツチームがあります。

日本初のアイスホッケーのプロチーム H.C 栃木日光アイスバックス。 宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼンという二つのサイクルロードレースチーム。 プロ野球独立リーグに参戦する栃木ゴールデンブレーブス。 現役にして日本バスケット界のレジェンド田臥勇太がキャプテンを務める宇都宮ブレック スなどなど。

そしてサッカー。益子町出身の双子の J リーガーがいるのをご存じですか。 西谷優希選手と西谷和希選手。 かつて彼らは益子の道をよくランニングをしていたのだとか(ご近所さん情報)。 現在、兄の優希選手は J2 栃木 SC、弟の和希選手は J1 の徳島ボルティスに所属しています が、一時期は地元栃木 SC で一緒にプレーしていたこともあります。

写真は、今年の町民デーを知らせる町の広報。 町民デーといって、出身選手を応援するために町民がスタジアムに駆けつける日があるの です。

2021-2022 は、夏・冬のオリンピックが続いて行われる異例のシーズン。 夏季には栃木県出身のメダリストも生まれました。冬季も活躍が楽しみです 。

(ハンドルネームちゃわん)

受け手継続研修

11月7日受け手継続研修を行いました。

社会福祉士・精神保健福祉士の野尻政彦先生から「コミュニケーションと怒りのコントロール」をテーマにお話を伺いました。

前半は怒りの性質には種類があることや怒りへの対処法、ストレス反応とメンタルヘルスなど盛りだくさんでとても興味深い内容の講義でした。

様々な場面で具体的な例を挙げて丁寧に説明してくださり、より理解が深まりました。

後半はグループワーク。同じ出来事でも人それぞれ違った受け止め方があるということを、グループで話し合うことで気付くことができました。

コロナ禍以降、久々のグループワークでしたが、どのグループも話が尽きずあっという間に時間が過ぎてしまいました。

楽しみながら多くのことを学べた研修でした。

学んだことを日々の私たちの活動に、そして日常にも活かしていきたいです 。

衆院選が終わって

衆議院議員選挙が終わりました。今回の選挙は総務省の発表によると投票率55.93%。戦後3番目の低さと、なかなか残念な結果・・。

さて、チャイルドラインとつながりのある18歳の方たちはどうだったでしょう。18歳から選挙できるようになって5年たちました。

今回はの18歳の投票率は、51.14%。高いとは言えませんが、前回の参院選では35.62%だったことを思うとずいぶん上がりました。SNSなどで若者に選挙を呼びかける運動が起こったり、著名人の呼びかけなども功を奏したのかもしれません。

政治がつまらない・・と、おとなたちも言ってしまっています。でもその政治で私たちの生活、ある意味、生きる世界が決まっていく。そこにダイレクトにかかわれるのは選挙なので、無駄にしてしまうのは本当にもったいないなあ、と。

いろいろなことに興味を持って、面白がれるといいな、と思います。とりあえず、選挙権を使って、投票することについても。